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第1回テーマ:LOVE


1967年6月25日。
The Beatlesが、世界で初めての試みとなる
衛星生中継番組に出演した。

世界中に置かれた無数のテレビのスピーカーを通して
世界中に響く、そのメッセージは「LOVE」。
The Beatlesは、番組のために書き上げた新曲
「All You Need Is Love」を、世界に向けて演奏した。

世界が、テクノロジーによって繋がったとき。
最初のメッセージは、「LOVE」となった。
なんて上手な、「手段」の使い方だろうか。


LOVE。

かけがえのない存在であると
認識した対象に思い抱く、心の動き。
自分にとって、奇跡とも思えるもの。
わきあがる慈しみ。

特定の人を愛すること。
あなたを愛している。
自分を愛する。
ペットを愛したり、曲を愛したり。
自分の住む街を愛したり、地球を愛したり。


人それぞれ、LOVEの対象は異なるが
あまりに複雑であると思える
LOVEという言葉の持つ意味は、変わらない。

あなたも、きみも、お前も
あいつも、こいつも、知らない人までも
そして自分も、LOVEという共通した感覚を持っている。

こんなに言語化が難しいものなのに。
文化や環境がまったく違うところでも。


誰もが共通して持っている感覚。
言葉や文化が違っても、環境や宗教が異なっても。
共通する1つの感覚。
その1つの感覚によって
世界は繋がることができるのではないだろうか。


LOVEというメッセージが
世界で同時に響いてから、もう40年が経った。
そのときと、いまと。

世界にあるLOVEの総数は、増えたのだろうか。
減ったのだろうか。

世界はより、繋がったのだろうか。
より、分断されたのだろうか。


なにが必要なんだ?

ジョン・レノンが、ヘッドフォンを手でおさえ
呟くように歌う。


“All You Need is Love”。


その通りだ。


次回テーマは、僕から。
「気が遠くなること」。