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第2回テーマ:気が遠くなること

 
 郊外型のショッピングセンターに行くと、あまりの商品の物量に気が遠くなる。その1つ1つを作るために資源が消費され、その1つ1つを作るためにエネルギーが消費され、そしてその1つ1つを作るために沢山の人間が関わり、そこで怒ったり、喜んだり、悩んだり、待ちくたびれたりを繰り返しているわけだ。

 世界最大と言われていたE3(エレクトロニクス・エンターテイメント・エキスポ)に行っても気が遠くなる。物凄い数のゲームが出展されていて、それを作った人、それを売る人、それを楽しみにしている人、それを取材する人などが溢れ返る。その中の断片にしか過ぎない自分の作品や、自分自身の小ささが悔しくもあり、愛しくもある。

 樹齢何百年とかの大きな樹を見ると、過ぎ去った時間に気が遠くなる。たかだか40年生きたくらいで分かった様な気分になってる自分の愚かさが笑える。

 人の情熱と執念が込められた創作物の圧倒的なパワーにも気が遠くなる。みんなとの和を大切にしながら、綿密なマーケティングの元に、お客様のために生み出されるものも商品も素晴らしいが、作りたいというモチベーションだけで完成している作品は凄まじい。

 渋谷のスクランブル交差点も気が遠くなる。

 宇宙の広さにも、深さにも、暗さにも気が遠くなる。

 誰かの気が遠くなるほどのモノを作り出したい。しかしそこまでの過程を思うと気が遠くなる。


 次回テーマはボクから。

「テクノロジー」。